プログラマーの仕事とは

プログラマーの仕事とは、なんでしょうか。プログラミングをすること、と思われがちですが、そうではないんです。

営利企業に勤めている以上、社員の仕事は、企業のビジネスに貢献することです。プログラマーの仕事も、同じです。社員それぞれ、使い慣れた道具や役割によって、どのようにビジネスに貢献するかは変わってきますが、プログラマーの場合は、プログラミング、またはその知識を使ってビジネスに貢献します。

例えば、ある顧客に、ウェブページ上に表示されているデータを、棒グラフで表示したいと依頼されたとします。

Aさんは、色を変えたり、ズーム出来たりするような棒グラフを開発し、一週間後には依頼に応えました。

Bさんは、無料で使える既存の棒グラフを利用して、半日もかけずに依頼に応えました。

どちらの方が、「いい仕事」をしたと言えるでしょうか。

Aさんは、必要かどうか分からないものを作るために、時間、つまりお金を費やした上に、顧客の欲しいものをすぐに出すことはできませんでした。もし顧客が、Aさんがつけた機能を気に入ればいいですが、そうでなければ、企業はこの一週間、Aさんの時間を無駄にしたことになります。

Bさんは、既存のものを利用して、すぐに出来上がったものを見せることができました。早めに顧客にものを見せることによって、本当にそれが顧客が欲しいものなのか、違うのなら、どこを直せばいいのか、ということも、早い段階で知ることができます。

この場合、プログラムを沢山書いたAさんよりも、Bさんの方が「いい仕事」をしたと言えるでしょう。

プログラマーの仕事は、プログラミングをすることではなく、その技術や知識を使って、ビジネスに貢献することです。プログラミングはあくまでも道具で、目的ではないんです。この認識が間違っていると、どんなに技術を持っていても、いい仕事をすることは難しくなります。

Shogo Wada

楽しさと実用性の両立が好き。プログラマー。