コミュニケーションが大切な理由

コミュニケーションとは、情報の伝達のことです。直接の対話でないとコミュニケーションとは言わない、相手の目を見ないと成立しない、などと言われる場合もありますが、コミュニケーションは、たとえ、メールや、言葉を使わない場合(ジェスチャーなど)でも、情報の伝達がされれば、成立したことになります。

コミュニケーションが大切にされている理由の一つに、集団の中で、個々の実力をできる限り引き出すため、というものがあります。

例えば、あるプロジェクトをチームで進めていたとします。そこで上司がある提案をしたところ、ある新人が、その案はプロジェクトの進行を妨げる上に、利益には繋がらないと考えました。その新人は疑問点を上司に質問しましたが、答えを聞いても、やはり納得がいきません。

この新人は、どうするべきでしょうか。

他の全員がその案に賛成していたとしても、そこでその新人に求められることは、なぜその案を進めるべきではないのか、チームに説明することです。

それでも納得がいかなければ、上司の同僚や、上司の上司に相談してみてもいいでしょう。間違っていてもいいんです。もし間違っていた場合は、相手の意見を聞き入れ、それを伝えること。これがコミュニケーションです。

もし、その新人がコミュニケーションをしなかったら、このプロジェクトはどうなるでしょうか。

新人が正しかったとしたら、企業はそのプロジェクトに無駄にお金を使うことになります。間違っていたとしても、意見の交換が行われていなければ、新人は納得ができないまま仕事に取り組むことになり、士気が上がらないでしょう。

こういったコミュニケーションがされていない場合、一番に最初に疑うべきものは、環境です。上司が部下に意見することは当たり前だが、その逆は許されない、というような環境だと、有益な意見の交換がなされるはずもありません。

上の例で、その環境が整っていなかったとしたら、新人の意見ははなから相手にされないでしょう。最悪の場合、新人はその空気を読み、何も発言しないかもしれません。

コミュニケーションとは、情報の伝達のことです。チーム全員の力を余すことなく発揮するためには、コミュニケーションが鍵となります。そのためには、誰が誰とでも、対等に意見の交換をできる環境を整えることが必要です。

Shogo Wada

楽しさと実用性の両立が好き。プログラマー。